2012/03/01

LCC元年を祈念する

アメリカから遅れること40年以上
欧州から遅れること20年以上、
アジアから遅れること10年以上の時を経て
ようやく本日をもって日本が航空先進国の仲間入りを果たす。

Peach就航開始日である。






さて、本題はここからである。
LCCの実現者たちは、本当に身を削って、
奔走しているのは、私も動きを見る限り、よく分かる。

1年前か、プロジェクトを終了させた私に、新規航空会社設立したいという方からボードメンバーのお誘いがあった。
(こういうのは複数あったし、未だになぜかその他の依頼も絶えないのだが、今やっていることが違いすぎるので、90%お断りさせていただいている。残り10%はよほどの縁がない限りリアルな場に出てはやらない。)

その方と話をする中で出てきた言葉。
「こういう安い航空会社でも、幹部クラスになれば、良い家に住んだりできるんでしょ?それを目指してやりましょうよ!」

紹介した人がお世話になっている人だったので、渋々会うことになったが
その言葉を聞いて、私はガックリきた。

LCCは社会事業である。
LCC第一で起業する場合、つまり他事業がなくLCCのみで起業する場合、その幹部クラス以下、社員が受け取れる給与というのは、中小企業の平均並み、もしくはそれ以下だってありえる。
ただし安全にかけるコストは大手並み、もしくはそれ以上にしなければならないため
整備士やパイロットの給与は水準もしくは水準以上が基準となる。

親会社が他事業をやっている場合は別だ。
他事業からなどグループ全体の収益に比例して収入も大きくすることが可能だろう。


そんな収入よりも何よりも第一に、
「今まで飛べなかった人たちが日常的に空の移動を満喫できる」ことに、最大の喜びを感じられなければ、LCCなどやる意味がないとさえ、言い切れる。



そのくらい航空事業、それもLCCというのは厳しい経営を強いられる。
現に節税対策と社会貢献を兼ねて、航空事業を起こしてしまったLCCも世界に存在する。



ピーチもエアアジア・ジャパンも、ジェットスター・ジャパンも分かっていると思うが
LCCは「金儲け」のための事業にしてはならない。
もちろん経営を続けていくための黒字達成は必要であるが、
過大な利益追求は第一前提ではない。

第一の前提となるのは社会貢献度だ。
たとえば、「総飛行距離に比例する時間節約数がどの程度儲かったか」
「LCCの自社便を利用してどの程度の収益を国内企業が上げることができたか」など
第二者第三者の利益を最優先して考えなければならない事業である。

きれいごとに聞こえるかもしれないが、航空事業は社会事業。
社会全体の前向きな変容こそ、最大の利益となるのが、社会事業だ。
そしてそのことに無類の喜びを感じれる人こそ、社会事業家である。
LCCともなれば、よりその意味を増す。
それを他事業なく、LCC一本で成立させるとなれば、
最低限度経営を続けるための黒字経営が当然で、
社会貢献を第一前提とした事業計画が一番のポイントとなる。

幹部の収入どうのこうのということばかり考えているLCC内部の人間がいたならば
今すぐ辞するべきだ。
それならば、収入の高い業界に移った方が、幸せだ。

おそらくピーチやその他の航空会社も同じだと思っているはずだ。
株主には金銭的利益が受けられないじゃないか?と嘆く人もいるかもしれないが
LCCの株主になるということは、社会事業としての理念に共感し、
共に社会貢献していくということであり、
金銭的利益は二の次という条件を呑んでもらわねばならない。



今日、LCCは初の日本国内線フライトを敢行する。
どんな世界を、その翼が届けてくれるのか、期待するとともに、
できる範囲で「監視」していこう。

そして就航できた喜びを肴に、
私は遠くから乾杯する。




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以下駄文。


手前味噌で申し訳ないが、
私はPeachと瓜二つの低運賃航空会社を作るべく
2009年から2010年秋まで奔走していた。


プロジェクトが終了したのは
先行してピーチの発表があり、
関係者に説明ができなくなったためだ。
対抗策がなくなってしまったのだ。




終了してから間もない頃、
(立場があるので明らかにはできないが)
ある関係者からの言葉が以下の通り。


「小島さんの動きがあり、ANAにこのタイミングでピーチを誕生させた。
あなたは匿名でブログやツイッターで世の中に発信し、
動きも実に不気味であった。
(当時、私はGrickoというセルビアンネームだけしかネット上に明らかにしていなかった)
なぜにこの人といきなり繋がっているのか、
そしてなぜにいきなりまた関係のないあの人と繋がるのか、
ある程度の情報網を駆使すれば、
名前だけでその人のデーターベースにアクセスできるが
あなたのデータベースは全くなく、所属も人脈も実に不可解だった。
それはいつまで経っても重い腰を上げない航空会社幹部に
プレッシャーを与え続けていた」






事実がどうなのかはさっぱり分からない。
ただよう分からん起業家が、
日本の航空業界をいきなり全否定し、
その代案としてのLCCを実現させるべく国内海外問わず奔走しまくっていたことが、
少なからずのプレッシャーを与えていたことは間違いないということだった。


これに関連し、後日「新電力会社設立要覧」みたいなことを記事に上げる。
LCCも新電力会社も同じだ。
LCCは日本の格高なコストパフォーマンスを全面否定する手段であった。
新電力会社も同じくである。
いつまで経っても民意を反映しない政府と電力会社を全面否定する、
つまり原発NO!を突きつける最も効果的な手段である。
ただ否定するだけでは何も変わらない。
それはピーマンが嫌いな子どもが「イヤイヤ!」と言っているだけに過ぎない。
ピーマンが嫌いなら、パプリカを美味しく食べれればいいことを知らないのだ。
また電力会社も航空事業以上の社会事業である。
割高なコストは削減し、LCC並みのコストパフォーマンスで電力を供給することが必須である。
常にプレッシャーを与え続け、目に見える範囲で動き続け、作り続けることが、社会を変えていくということだ。





2012/02/11

対ジェットスタージャパン策

久しぶりに航空ネタやりますよ。
(ホントは予約投稿1つしてたんですが、前倒しでもう1つ)

もうやんねー!って言ってましたが
ちょっと緊急なんでやっときます。
LCCの健全な競争のためにね。


ジェットスターが今週、就航記者会見を開きました。
主要なことは
「同時刻同路線で最低価格保証」ってのをつけちゃったことです。

エアアジアジャパンの記者会見の前に…




もしエアアジアジャパンの日本側のボードメンバーたちが
「先こされたー!!」
「それやろうと思ってたのに!」
「対抗策ねえよ〜」などと困惑しているとすれば、最悪ですね。
全日空がエアアジアブランドを背負う資格なしです。
ピーチなんてのも作る器量ありません。
今の内にさっさとカリスマ性のある企業に株式を売却してください。


通常、こうなる前から
「他社が○○という手段に出た場合、対抗策はこうする!」って決めているでしょうから
有効な対抗策をいくつか準備しているはずです。


いずれ近い内になんらかの発表はあるでしょうから
それを楽しみに待ってます。


ただし、その内容が期待はずれになってしまったとしたら、
エアアジア・ジャパンを、いや違うな、
日本側のボードメンバーたちを見限ります。
ボロクソに私が叩きますので、その点、覚悟の上で記者会見にお臨み下さい。



ここまで強く言うのも
私だったらこういう対抗PRを出すし(もちろん10秒で説明できる範囲のもの)
受け取り方によっては逆にジェットスター側が苦境に立たされるかもしれない
そういう対抗PRがあるので
それを超えられるかどうかです。

取り越し苦労に終わることを望んでます。

エアアジアと合弁しようとする人たちのことだもん、
いくら伊東の下で働いているとはいえ、相当スゴい人たちに違いないでしょうから

2012/02/08

新電力会社

ようやく日本初ホッケンミー専門店の物件所在地と開店時期が決まり
今週からこっちでブログ更新してます。

前の投稿の続きが遅れに遅れてます。
裏付けを取るのにかなり時間がかかる(汗)。

最終的に結論は出したいと思うので、
長い目で見て下さい。



ただね、この前の投稿の続きの余談として…

この前日航を国内線で利用したんですよ。
あの日航が、あそこまで変わるとは!?って正直思いました。

個人的に稲盛さんのブレーンの1人とたまにお付き合いがあるんですが、
その人の言ってたこと本当に当たってるなーと。

要するにムダをどんどんなくしていく、
海外国内問わず利益に結びつくものはすぐに取り入れる、
これをしがらみなく、徹底して断行していく。

短期的に見れば血も涙もないけれど、長い目で見れば、+に作用していくこと。
そしてキラれた人、そうじゃない人も両方とも
変化に対応できるようサポートもできるだけ行っていく、と。


まーその人、私がタイガータイガーって言ってたとき
「日本でLCCは通用しない!!」って思いっきり否定したんですけれどね(苦笑)
今では「今こそLCCのような利便性のある低コストのエアライン!」って言ってますよw
変わり身の早さは見習いたいもんです(笑)



それに比べると東電なんて、って電気業界のこと詳しくないくせに思います。

せめて競合相手がいたら、って思います。


いいんじゃないですか、原子力だけを、東電でやれば?

それで原発に批判的な人が出資し合って、新しい電力会社作ればいいんですよ。
クリーンエネルギーだけ使うっていう電力会社。
(孫さんのがそうかもしれないけれど)

送電線とかの供給ラインは国が暫定的に負担する。


経済的にどっちが勝つのかを見てみたいです。


政治だけで密室みたいな所で
あれこれ決めるのはよしましょー
経済に放り投げて状況を見てみるのも1つの手だと思います。


クリーンエネルギーだけ使いたいっていう需要はありますから
そういうのを競合の別会社作って
東電と競い合わせたらいいじゃないですか。


結果、誰もが東電選んだら、原発続行でいいじゃないですか。
結果、誰もが新会社選んだら、持続可能なエネルギーでいいじゃないですか。


新電力会社、
やりたい人いっぱいいると思うんだけれどなぁ〜